2006年07月22日

国務省のDV2007の結果発表がありました

じんけんでも当選を心待ちにされている方に当選通知を送るのは本当に嬉しいことなのですが、申請をされた方すべてが当選しないのが悔しいところです。
2007年度の抽選ビザに関しての統計が発表されましたので、今回のじんけんニュースはそのダイジェストをお送りします。

統計的に移民が少ない出身国の外国人に対して5万件の抽選枠が用意されていたわけですが、移民局は訳8万2千人の人達に当選通知を出し、その中で5万件の外国人にグリーンカードを与えることになりました。申請資格については、ここでは省略させていただきます。

60日間の応募期間がありましたが、550万件の応募がありました。抽選を受けられる出身国は、各国最大で全体の7パーセントの当選枠を受けられることが上限と設定されていました。

ニカラグア・中央アメリカ救済法(NACARA)により、5万5千件の永住権枠の中から、5千件が割当されますが、残余の5万件については実に多くの国からの当選者が出ました。日本はゾロ目の333件が当選とされました。他の国を見ると興味深いですが、ウクライナとか、エチオピアといった国が千人単位で当選者をだしています。なんらかの移民局の操作があったのでしょうか。

以下、各国の当選者数を貼り付けておきます。移民局の発表そのまま転載します。次回また新しいトピックを考えていきたいと思います。



Diversity Visa Lottery 2007 Winners, by Geographic Region

AFRICA
ALGERIA - 912 ERITREA - 582 NAMIBIA - 8
ANGOLA - 13 ETHIOPIA - 6,871 NIGER - 62 -
BENIN - 218 GABON - 42 NIGERIA - 9,849
BOTSWANA - 1 GAMBIA , THE - 50 RWANDA - 41
BURKINA FASO - 95 GHANA - 3,088 SAO TOME & PRINCIPE - 2
BURUNDI - 16 GUINEA - 146 - SENEGAL - 228
CAMEROON - 1,461 GUINEA-BISSAU - 5 SEYCHELLES - 4
CAPE VERDE - 3 KENYA - 2,337 SIERRA LEONE - 540
CENTRAL AFRICAN REP. - 13 LESOTHO - 0 SOMALIA - 160
CHAD - 28 LIBERIA - 734 SOUTH AFRICA - 287
COMOROS - 7 LIBYA - 37 SUDAN - 569
CONGO - 687 MADAGASCAR - 21 SWAZILAND - 5
CONGO , DEMOCRATIC MALAWI - 18 TANZANIA - 148
- REPUBLIC OF THE - 42 MALI - 76 TOGO - 1,592
COTE D'IVOIRE 308 MAURITANIA - 17 TUNISIA - 124
DJIBOUTI - 11 MAURITIUS - 8 UGANDA - 213
EGYPT - 7,229 MOROCCO - 4,922 ZAMBIA - 92
EQUATORIAL GUINEA - 1 MOZAMBIQUE - 4 ZIMBABWE - 73

ASIA
AFGHANISTAN - 80 IRAQ - 80 NEPAL - 1,529 -
BAHRAIN - 1 ISRAEL - 126 OMAN - 1 -
BANGLADESH - 5,901 JAPAN - 333 QATAR - 1
BHUTAN - 2 - JORDAN - 63 SAUDI ARABIA - 27
BRUNEI - 0 - - NORTH KOREA - 6 SINGAPORE - 46
BURMA - 651 KUWAIT - 42 SRI LANKA - 383
CAMBODIA - 177 LAOS - 9 SYRIA - 40
HONG KONG SPECIAL LEBANON - 86 THAILAND - 81
- ADMIN. REGION - 81 MALAYSIA - 76 TAIWAN - 398
INDONESIA - 245 MALDIVES - 0 - UNITED ARAB EMIRATES - 19
IRAN - 1,361 MONGOLIA - 113 YEMEN - 43

EUROPE
ALBANIA 1,988
ANDORRA 0
ARMENIA 691
ARUBA 5
AUSTRIA 74
AZERBAIJAN 125
BELARUS 705
BELGIUM 57
BOSNIA & HERZEGOVINA 90
BULGARIA 1,674
CROATIA 40
CYPRUS 7
CZECH REPUBLIC 85
DENMARK 50
ESTONIA 40
FINLAND 33
FRANCE 380
FRENCH POLYNESIA 10
FRENCH SOUTHERN AND ANTARCTIC LANDS 1
GUADELOUPE 3
MARTINIQUE 2
NEW CALEDONIA 3
REUNION 8
GEORGIA 323
GERMANY 1,047
GREECE 41
GREENLAND 3
HUNGARY 138
ICELAND 13
IRELAND 160
ITALY 214
KAZAKHSTAN 177
KYRGYZSTAN 123
LATVIA 75
LIECHTENSTEIN 0
LITHUANIA 298
LUXEMBOURG 6
MACEDONIA, FORMER YUGOSLAV REP. OF 213
MALTA 4
MOLDOVA 273
MONACO 1
NETHERLANDS 88
NETHERLANDS ANTILLES 8
NORTHERN IRELAND 42
NORWAY 21
PORTUGAL 29
MACAU 8
ROMANIA 1,255
SAN MARINO 0
SERBIA & MONTENEGRO 505
SLOVAKIA 171
SLOVENIA 7
SPAIN 97
WESTERN SAHARA 1
SWEDEN 121
SWITZERLAND 104
TAJIKISTAN 84
TURKEY 1,418
TURKMENISTAN 59
UKRAINE 7,205
UZBEKISTAN 1,536
VATICAN CITY 0

NORTH AMERICA

BAHAMAS , THE - 12

OCEANIA
AUSTRALIA - 532 NEW ZEALAND - 205
Christmas Islands - 0 Niue - 0
Cocos Islands - 1 PALAU - 3
Cook Islands - 3 PAPUA NEW GUINEA - 6
FIJI - 514 SAMOA - 10
KIRIBATI - 0 SOLOMON ISLANDS - 2
MARSHALL ISLANDS - 1 TONGA 109
MICRONESIA , FEDERATED STATES OF - 4 TUVALU - 7
NAURU - 1 VANUATU - 0

SOUTH AMERICA, CENTRAL AMERICA, AND THE CARIBBEAN


ANTIGUA & BARBUDA - 2 DOMINICA - 12 PERU - 1,274
ARGENTINA - 86 ECUADOR - 170 SAINT KITTS AND NEVIS - 4
BARBADOS - 9 GRENADA - 6 SAINT LUCIA - 4
BELIZE - 5 GUATEMALA - 43 SAINT VINCENT AND
BOLIVIA - 88 GUYANA - 17 THE GRENADINES - 3
BRAZIL - 488 HONDURAS - 28 SURINAME - 3
CHILE - 42 NICARAGUA - 19 TRINIDAD AND TOBAGO - 85
COSTA RICA - 18 PANAMA - 14 URUGUAY - 4
CUBA - 427 PARAGUAY - 20 VENEZUELA - 226  
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2006年07月09日

移民局のセキュリティーチェックについて

ここ数年、過去の犯罪歴がある故にアメリカに入国できないという相談を受けることが非常に増加したように思います。犯罪歴といっても、いろいろな犯罪がありますが、特に麻薬関連で有罪判決を過去に受けたことのある外国人はなかなかアメリカにいれてもらえません。弁護士がいると解決するというケースは実はあまり多くありません。なぜかというと、アメリカ国内にいる外国人には憲法上の適正手続(デュープロセス)が保障されているのですが、外国にいる外国人には保障されていません。ですので、アメリカに入国したいと思っている場合、外国人には入国する「権利」はなく、簡単に言ってしまえば、「お願いベース」なのです。それは日本でも同じで、外国人は日本に入国する「権利」を持っていません。自国の利益を守ることは、その国の裁量に任されているからです。なぜ、犯罪歴がある日本人はアメリカにいれてもらえないのだ、フェアじゃない、と思われる方は、ぜひマクリーン事件という日本の最高裁までいった有名な事件がありますので、インターネットでリサーチでもしてみてください。

さて、同時多発テロ以来、アメリカ連邦移民局はアメリカに入国する外国人のバックグラウンドチェックを念入りに始めましたが、どのような内容をチェックされているのかというのは「ナショナル・セキュリティー」ということで分かりません。しかし、アメリカ連邦移民局はある程度の発表はしていますので、今回考えていきたいと思います。アメリカ移民局は基本的にFBIと協力をして情報を得ていますが、他にも連邦政府の機関からの情報は潤沢に受けています。

まず、アメリカ移民局はIBISというシステムを使ってバックグラウンドチェックをします。IBISはThe Interagency Border Inspection Systemの略ですが、連邦政府の機関の情報が横断的にチェックできるシステムです。データベースにはセキュリティリスクに関する情報、公的にリスクとなる情報、犯罪に関する情報などがあります。移民局はこれらの情報に端末からすぐにアクセスできますので、犯罪歴などはすぐにあがってくるのです。IBISチェックを行うと、その場でだいたい結果がでるのですが、何か問題があると、拘束をして調査をせよ、という内容の表示がでます。アメリカ入国の際、使っているシステムがこのIBISですね。

二つめの方法は指紋の調査です。指紋の採取はアメリカ入国の際にも行われますが、入国の際に採られる指紋はその場でチェックをしているわけではなく、後日必要になったら保存してある情報として使うという意味があります。しかし、永住権申請の場合など、指紋が採取されますが、その指紋はFBIに送られてチェックされます。公表では24−48時間以内に結果がでるということですが、かかるときには一ヶ月近くかかります。FBIは指紋を過去の犯罪歴と照合して、その結果を移民局に通知する、相互システムが構築されています。照会にだされる指紋の約10パーセントがなんらかの犯罪歴や移民法違反の問題を含んでいると移民局は公表していますが、もし、そのような記録があった場合には、ちゃんとそれらの犯罪や移民法違反について当事者が処理をした、という証拠を提出するようにしています。ですので、逮捕されて、起訴はされなかったにせよ、記録に残る可能性がありますから、それらの証拠は捨てないで持っておくようにしましょう。持っておくのも嫌かもしれませんが。

三つ目の方法は名前の調査です。これもFBIと協力をして、指紋の調査と並行して行われます。過去の記録から指紋と名前が一致すれば良いわけですが、一致しない場合には問題となります。この名前のチェックには一件だいたい2週間程度かかり、20パーセントのケースは半年程度かかる場合もあるという発表です。さらに1パーセントのケースは半年以上かかる場合もあり、いろいろな機関から寄せられている情報を総合して判断するらしいですが、詳しいシステムは公表されていません。

基本的に、上記の3つのプロセスによって外国人のバックグラウンドチェックを行うわけですから、ある意味過去の犯罪歴を隠して入国することは非常に難しくなっています。もちろん個人情報を入国の審査以外に使うということはしないとは言っていますが、犯罪に関する情報は州や郡レベルのものまで把握されているケースが少なくありません。ですから、過去に犯罪歴がある人がアメリカに入国する際に犯罪歴がない、ということで入国を試みることは得策ではありません。
すでに犯罪歴がある人は査証免除プログラム(ビザウェーバープログラム)を使って入国することができないケースがほとんどですから、できれば、何らかのビザをアメリカ大使館・領事館に対して申請してみることで、ある程度リスクを事前に知ることができると思います。また、新しいトピックを次回考えていきましょう。それではまた次回まで、さようなら。  
Posted by jinkencom at 15:04Comments(0)TrackBack(0)