アメリカではホリデーシーズンがはじまりました。街ではクリスマスツリーが目立ちはじめました。サンフランシスコのダウンタウンもすごい人です。観光の人達なんでしょうかね。皆さんの街ではどうでしょうか。日本ではまだまだ年末に向けて、皆さん忙しくされているのでしょうね。
今回の移民関係のニュースは最近のビザ申請の雰囲気について考えてみたいと思います。法律の解説というよりは、日本人として知っておきたいといった程度かもしれませんが、人によっては死活問題だと思います。ビザの申請というのは、アメリカ入国を考えている外国人にとってはある意味一つの山場だと考えられます。ところが、このホリデーシーズンになり、いくつかのファクターで各アメリカ大使館・領事館のビザ審査、主に非移民ビザ申請に関する審査に遅滞が見られます。もちろんセキュリティー上の問題ということがすべての基本となっていると考えられますが、様々な手かせ足かせが外国人がアメリカに入国するための要件となってきたため、時間が今まで以上にかかっていますし、更に新たに導入された、またはされるであろう規則により、移民審査をする側にもいろいろ消化しなくてはいけない状態になっています。移民法は、大まかな法律が変わっているというよりは、細部の手続がドラスティックに変わっているという感じでしょうか。
これから、アメリカでは休みを取る人が増えてきますが、外国人でも例外ではありません。単身赴任をされている方や、家族と離ればなれになっている方々など、アメリカで会いたい、と思われていることでしょう。ところが、最近のアメリカ移民法の手続部分の改正で、「アメリカ離れ」が顕著になってきました。移民法の法曹協会の発表によると、アメリカに非移民ビザで訪れる外国人は2002年と2003年とを比べると延べ6900万人から4900万人に減っています。ビザの申請数にしても、2002年と2003年を比べると15パーセントも減っている様です。
以前JINKEN.COMニュースでも紹介しましたが、日本を含む、ビザウェーバーが使える国々に対しては、アメリカ入国に際してマシン・リーダブルのパスポートを要求していますが、アメリカ合衆国自体でまだ、対応が完了していません。規則はできたものの、実際には追いついていないという感が否めません。また、指紋を要求したり、写真の撮影をアメリカ入国に際して要求するといった新たな規則が外国人のアメリカ離れに繋がっているようです。私が個人的に外国に住む友人に聞いても全世界的にアメリカ入国に際して躊躇しているというのが現実です。
もちろん、9月11日事件の様な悲劇は二度と起こってほしくはありません。これは、イラクでの戦争で人が亡くなっていくことを防ぎたいのと同じように誰でも思われていると思います。しかし、ブッシュ政権の下、移民法がドラスティックに変化をしているだけではなく、外国人にとっては一つの不安の種になってしまっている様に感じます。安全管理というのは、大切だと思いますし、現実アメリカは入国する外国人の審査に敏感にならざるを得ない状況にありますが、一刻も早く、スピーディーなビザの発行ができると良いと切に願います。
これをお読みの方の中にも家族が離ればなれになってしまっているという状況の方もいらっしゃると思います。この季節、できれば楽しいホリデーシーズンを皆さんに送っていただきたいと思います。皆さんが移民法の問題なくゆったり年末を過ごされると良いなと願っています。 とにかく、年末に向けて、アメリカにビザを持って入国されることを予定している方々は一日でも早くビザの申請をされると良いと思います。 大変なご時世ですが、郷には入れば郷に従うということわざは生きているようですね。それではまた次回。